保育園の子ども達は、一日の大半を保育園で過ごします。日々の生活を時間毎に決められて過ごすことは、子ども達にとって退屈さも伴うものです。そうした日常を彩るのが、月々・季節毎に行う行事です。また行事には、季節の旬の食材を使った料理が添えられ、行事をさらに香り豊かにしてくれます。子ども達が大きく成長した時、季節の変わり目ごとに食した行事食が懐かしく思えるよう、五感で覚えていて欲しいと願いつつ、保育園の理念に沿って、各職員が交代で企画し進めて行きます。
入園式
毎年、0・1才児18名の新入園児の他は、各クラス若干名のみの新入園児を迎えます。前年度3月中に新入園児家族対象の入園説明会を行うため、入園式では、各クラス担当と、各クラス園児紹介のあと、新入園児が保護者から紹介される対面式を行います。「ようこそ、大泉にじのいろ保育園へ」と題された会は、在園児にとっては新入園児を迎える喜びと自分達が進級した実感を共に感ずる心弾む行事です。
親子で遊ぼう
「子どもの日」の行事としての位置づけで、広い保育園を解放して行う行事です。いくつかの遊びコーナーを準備し、スタンプラリーとして親子で遊びコーナーを回ります。日常の送迎で見られない工作コーナーなどを一緒に体験されると、お父さん、お母さん方のほうが夢中になっている姿が、微笑ましく感じられます。
夏祭り
保育園の全家族が集まる楽しい行事です。メイン行事は、5歳児の御輿かつぎ(東村山市在住の関田茂氏作手づくり神輿)と、保護者の方による“パパママステージ”、職員による、ぶち合わせ太鼓。朝から三々五々集まる在園児の子ども達と家族の方々は、5月の“親子で遊ぼう”の時と同じ、遊びのコーナーのスタンプラリーで楽しみます。5月の行事との大きな違いは、ボールプールの宝探しが、昔ながらの当たりくじつきのおたのしみつきになっていることです。
プール開き
暑い夏を楽しく過ごす為にプール活動は欠かせません。冬の間は眠っていた“プールちゃん”を起こし、各クラス自分達でプールちゃんを洗い、プール開きの当日は飾りつけて「夏の間は、子どもたちに怪我がないように遊んでください」とお願いします。地域の神社の宮司さんに来て頂き祝詞をあげてもらいます。大人たちの神妙な仕草に、子供たちは、真剣な表情になりプール活動で悪ふざけをする姿は少なくなります。
七夕
「子供たちが健やかに育て」と願う保護者、保育者(保育園で働く全ての職員)、全ての大人の書いた短冊を飾った笹を各保育室前に飾ります。七夕会当日は、5歳児のお友達が支える笹飾りのトンネルを通り、小さいクラスのお友達が会場に入室します。短冊のいくつかが読み上げられと、子供たちの表情が喜びに輝きます。そのあとは、七夕のものがたりの世界を楽しみます。
プール閉い
暑い夏の間中、楽しく遊んでくれた“プールちゃん”に感謝をしつつ、来年の夏迄、お別れをする会です。特に、5歳児にとっては、大泉にじのいろ保育園でのプール遊びは、最後になります。心をこめて“プールちゃん”をきれいにし、お礼のプレゼントの歌を歌ってお別れをします。
十五夜
暦の十五夜の夕刻は、4歳児のお友達が2階のベランダに、ススキとお月さまへのお供え物を飾ってくれます。仕事を終えられた保護者を待って、二階のベランダでのお月見が始まります。東の空からのぼってくるまんまるのお月さまを皆で見ていると、私達大人も子どもの頃を思い出しとっても幸せな気分になります。その後は、1階のランチルームに集まり、演奏会が始まります。フルート・ピアノ・独唱など主にクラシックのプロの方の演奏を聴き、5歳児の子供たち全員がお礼のお花の贈呈をします。親子での帰り道は、それぞれのご家庭で、鼻歌が出るほど楽しい気分だったと報告されています。
お店やさんごっこ
全園児が楽しみにしている行事です。4・5才児の子ども達が、保育園のすぐそばにあるお店を見学し、各お店の店員さんをきめます。勿論保育園も入っています。保育士さんや、他の職員が、それぞれのお店のオーナーになり、見学してきたお店の再現を、店員さん達ときめます。小さいクラスの子ども達は、全職員の参加のもと、家族をつくって、街へお出かけします。保育者もうきうきする程楽しいごっこ遊びになります。レストランだけは、本物の食事がでるところが子ども達の人気の秘密かも知れません。
祖父母を招く会
保育園に通われるご家庭は、仕事と子育てに大変忙しくされています。その為に祖父母の方々の送迎も珍しくありません。敬老の日の前後に開かれる“祖父母を招く会”にわざわざ地方から上京される祖父母の方がおられるほど、お孫さんを見つめられる祖父母の方々の眼差しの暖かいこと。保育園の職員も思わずほっとさせられ、嬉しくなってしまう大切な行事です。お孫さんと遊んだあとは、ミニ講座が開かれます。
運動会
0・1・2歳児にとっては、親子お楽しみ会といった雰囲気の会ですが、3・4・5歳児にとっては、お友達と競争する、紅白の対抗競技が盛り込まれています。特に、4・5歳児全員紅白リレーは、会場が割れんばかりの大歓声で盛り上がります。運動会が終わると、子ども達はすばらしい成長を見せてくれます。
収穫祭・魚さばき
保育園の園庭には、50本を超える樹木が植えられています。その中でも実を実らせてくれる、かりん・みかん・きんかんが丁度収穫の時期を迎え、区でお借りしている畑のさつまいもも並べます。職員の実家で収穫された野菜が加わり、たくさんの収穫物が秋の実りの豊かさを知らせます。畑の幸に加え、海の幸の鮭(オスメス両方)を、同法人の姉妹園から鮭さばきの助っ人が来てくれて、子どもたちの前でさばきます。おなかの中に小さいお魚がいて、私たち人間はたくさんの命を頂いて生きていることを、「鮭の一生」の職員手づくりの紙芝居を見せて知らせています。最後は園庭での「ちゃんちゃん焼き」の美味しそうな香りに、「鮭ちゃん痛そう!」と言っていた子供も、「早く食べたい!!」と食欲には感傷は無用のようです。
餅つき(食行事)
職員の実家で使わなくなった立派な臼を、きれいに磨いて頂き送ってもらいました。そして餅つき名人の職員のお父さんの指導の下、男性職員が大分上手に餅をつけるようになって来ました。思いがけず難しいのが、もち米の炊き方と、餅つきの手入れの方法です。年々上達するよう頑張っていますが、毎年子ども達に励まされ、汗だくになる行事です。餅つきの行事を体験すると、子ども達は、「お餅大好き、昨日食べたよ」と、お餅の話題も増えるようになります。
5歳児観劇会
5歳児の卒園前の劇発表会です。法人内に5歳児クラスがスタートして以来、続けている「おおかみと七ひきの子やぎ」。
七ひきの子やぎ役は子ども達、母やぎとおおかみは保育士が演じます。それぞれの性格を考えつつ役づくりをしていくうちに、自分の良いところに気付きます。演じ終わった子ども達の表情は、自信に溢れています。
七草(食行事)
各家庭ではだんだんと行われなくなってきた正月の食行事の一つです。お正月中にご馳走を食べ過ぎると、確かに七草粥は嬉しく感じます。鉢に植えられた七草などを見せて、七草の名前を知らせます。冬は、風邪などをひくと食べ慣れているおかゆは、子ども達に大好評のようです。
鏡開き(食行事)
一般家庭ではすっかり行われなくなった、お正月をはさんだ食行事の一つです。お餅つきの時、一番最初につき上がったお餅を鏡餅にします。お正月中飾られていた鏡餅を、木槌で割って、一年間の運が開かれるよう願います。子ども達の前で職員の割る鏡開きの行事は何とももおごそかに感じられ、その日のおやつでいただくお汁粉は、格別の味です。
節分
寒い冬を乗り切るための大切な行事の一つ。節分には怖い鬼がつきものですが、大泉にじのいろ保育園では小さな子ども達が怖がることもあり、具体的な鬼は登場しません。又、3歳以上の子ども達には、自分の中にいる、風邪ひき鬼・泣き虫鬼・イヂワル鬼等を追い払おうと話して「鬼は外!福は内!」と豆をまきます。おやつには海苔巻きずしがでて、自分の望みがかなうことを願いつつ頂きます。
入学・進級を祝う会
桜の花が咲く4月には、5歳児のお友達は小学生になります。そして小さいお友達もそれぞれ一つ上のクラスに進級します。4月からのクラス名を印象づける大切な行事です。保護者の方々の前で、「こんなに大きくなりました」とご挨拶をすると、何かとってもりっぱになった気持ちになれる子ども達です。各クラス毎に貼りだされた春からの写真に見入る保護者の方々の何とも嬉しそうな表情が、微笑ましく感じられます。
ひなまつり(食行事)
春はもうすぐそこまで来ていて、でもまだまだ外は寒いこの時期に、お雛様を飾ると、とても華やかな気分になれます。そして、皆でいただくちらし寿司は、おやつの白酒・雛あられと共に、ひな祭りの“食” を彩ってくれます。保育園時代の懐かしい味として、この季節が巡る度に思い出してくれればと願って行ないます。又、この日の大きなお楽しみは、“子育てひろばもりのなか”の子育てサークルのお母さん達による、ゲーム・手遊び・絵本読み、等々の発表です。春頃は、まだお母さんから離れられなかったサークルのお子さん達も、客席からお母さんを応援出来るまでに成長します。
卒園式
いよいよ5歳児が、大泉にじのいろ保育園を巣立っていく、お別れの式です。4歳児のお友達・保護者の方々・職員に見守られながら、一人ひとり卒園証書を受け取ります。そして0歳児時代からの思い出のアルバムを当時のクラス担当からのメッセージと共にひも解きます。4歳児のお友達は、お別れカードを仲良しだった卒園児のお友達に送ります。一寸テレながらお別れするお友達とみつめあう子ども同士の可愛いこと、感動のシーンです。卒園する子ども達、送り出す子ども達のそれぞれが歌ってくれる歌の歌詞に、保護者の方々・保育者たちの大人たちは、大きく成長した卒園児の子どもの姿に、小さかった赤ちゃんの頃を思い出し、感涙に浸ります。
5歳児クラスの交流行事
5歳児の園外活動の予定です。電車やバスなどに乗って社会見学をし、社会的マナーを学びながら、府中にある姉妹園、にじのいろ保育園の5歳児のお友達と3回の交流をします。春の遠足・11月のお泊り保育(大泉にじのいろ保育園にお泊り)2月の観劇会と3回の交流を行い、大好きなお友だちが増え、子ども達が大変楽しみにしている交流です。
*この他に毎月の誕生会があります。誕生児にはお祝いのカードが渡され、又、ご家庭からのメッセージを読み上げてもらいます。誕生児へのお祝いプレゼントには、職員からのものと、各クラスからのものがあり、後者はクラスの発表の場にもなっています。厨房からは、月に一度の誕生会メニューが読み上げられ、子どもたちの歓声が上がります。