「食べる」ことによって、子どもたちは成長に必要な栄養を取るばかりでなく、体験を人と共有する楽しさや社会のマナーも学びます。若水会の運営する保育園では、「食べる」ことのすばらしさを全職員で子ども達に伝え、「こころ」と「からだ」両方の栄養となる食事を提供しています。

1.心を込めた準備

食材

食材

経済性が優先される現代社会では、見た目や日持ちのよいもの、便利な調理済み食品などが出回っています。こういう時代だからこそ、身体に優しくしみじみ美味しい無農薬・無添加の食材にこだわった食事の提供を続けてきました。未認可の時代から安心できる食材を届けて下さる業者や生産者の方々の写真を貼り出して、日々の食材の提供者に感謝する気持ちも育てます。

こだわりの業者さん紹介

 

献立

和食を中心に1汁2菜を基本に洋風メニューも取り入れ、旬の食材を使用して季節感とヴァリエーションに富んだメニューを工夫しています。献立は2週間のサイクル・メニューで、離乳食(一回食・二回食)、幼児食(移行食を含む)を準備しています。また誕生会や日本の伝統行事の時には、行事にあった特別メニューにし、保育活動と食事を連動させて、行事を印象深いものにしています。

 

食器

食器

0~3歳児はプラスティックではなく白の陶器、3・4・5歳児の和食メニューは沖縄の陶器の焼き物を使用します。陶器は重さがあるのでかえって安定感があり、口当たりも温かく、保温性も高い食器です。子ども達には、本物の感触と破損しないように丁寧に扱うことを伝え、物への思いやりも育てます。

 

2.心に残る食体験

共に食べる楽しみ

共に食べる楽しみ
作った人、食べる人のお互いの顔が見えるように、厨房職員も昼食時にクラスに入り、共に味わいます。 各クラスの子ども達の目の前で盛り付けをし、盛りきりでなく個人差のある食事量の対応をしています。5歳児になると当番活動として配膳のお手伝いを行い、自分で食べる分は自分で盛り付け配膳します。ランチルームの楕円形のテーブルを使用し、グループ毎の会話を楽しみながらゆったりとした楽しい食事時間を過ごします。

 

栽培活動・お手伝い

栽培活動・お手伝い
園庭で自分たちの野菜を育て、成長を目で確かめ、収穫の喜びを味わうことで、命の大切さの意識と食べる意欲を育みます。2歳児から日常の保育の中で、野菜を洗ったり、皮をむいたりなど直接食材に触れる活動を取り入れています。自分の触れた野菜は、どの子も残さず食べています。また皆の役に立って感謝される喜びを味わい、自信を育む機会にもなっています。

 

3.「食べる楽しさ」の情報発信

各種の「おたより」(「献立表」「厨房だより」など)を通じて、子ども達の食に関する活動や、保育園での食事の姿、レシピなどを紹介し、食への取り組みへの理解と協力を得るよう努めています。また、毎日の昼食・おやつ・補食・夕食は、サンプルケースに展示し、子どもの体験を大人も共有できるようにします。 一日保育士体験時には、お子さんと一緒に過ごして頂き、食事も味わって頂きます。年度末にはアンケートを実施し、ご家庭での食事の様子や、保育園の食事で気付いたことなどを伺い、保育園での給食の参考にしています。