- 言葉が達者になってきて、最近は汚い言葉をテレビや保育園で覚えてきて、わざと使いたがります。どう接したら良いでしょうか?
- 感情的に反応すると逆効果。どんな気持ちか様子を見て、正しい言葉遣いを冷静に伝えましょう。
3歳の頃から『バカヤロー、うるせー』など、聞いている側が耳を防ぎたくなるような言葉を遣っている姿を目にすると心配してしまいますよね。
きょうだい関係など、年上の子が同じような言葉遣いをしている時や、最近では、テレビだけでなく動画サイトなども普及し、以前よりメディアでも「汚い言葉を発する人や場面」など目にする機会が増えたと思います。番組によってわざと乱暴な言葉を遣い、それを他の人が笑っているのを、よく目にしますよね。
3歳児の子どもは、まだその言葉の意味を理解して使っていません。年上の子の憧れがあったり、テレビを見ている時に、この言葉を遣うとどうやらみんなが面白がるらしいという認識から使ってみているようです。
大人からするとつい、「そんな言葉をつかっちゃダメ!」と叱ってしまいがちです。しかし、子どもは「使うな」と言われるとさらに使ってみたくなるものですよね。場合によっては、誰かとの間で何か嫌な思いをし、その言葉を使うことで嫌な思いをさせられた相手が委縮する経験があって、その言葉を使っている時もあります。
言葉遣いを頭ごなしに否定するのではなく、まずは、その子の気持ちを丁寧に聞き取り、思いを受けとめてあげる。その後、その言葉はどのような意味なのか。その言葉に代わる正しい言葉遣いを伝えていくことが大切だと思います。
K.K保育士