ほっとできる食事

保育園の給食

主に野菜やお米の配達をお願いしている「生活舎」さん

業者さんには個性とこだわりがあります

若水会4園に食材を届けてくださる業者さんには、それぞれ個性とこだわりがあります。

そのうちの一つ、「生活舎」さんは、農薬不使用もしくは減農薬で作る農家さんと提携しており、主に野菜やお米の配達をお願いしています。
農薬に頼ることなくたくましく育てられた野菜は、香りや味が強く、とても味わい深いです。一方で、不揃いなものや、虫食いの穴がある場合もあります。そういった野菜は、通常の流通では廃棄処分されてしまいますが、味は何も変わりません。不揃いの野菜からも、農家さんの苦労や、生活舎さんが農家さんの支援を大切にされていることが感じられます。厨房職員もそのご苦労や思いを受け継ぎ、野菜の衛生管理をしっかり行い、丁寧に調理して美味しくいただけるようにしています。

お魚は、切り身をはじめ、竹輪やさつま揚げなども余分なものを使用しない加工品を扱う「西久」さん、お肉は、飼料や飼育環境にこだわり健康な豚肉を取り扱う「平田牧場」さん、発色剤などを使用しない無添加の精肉加工品(ウインナーなど)を取り扱う「大多摩ハム」さんにお願いしています。若水会の歴史の中で出会ってきた業者さんに、安全でおいしい食材をお願いし続けています。

食事を安心な時間だと感じてもらうために

子どもたちと話をしていると、「今日のごはんは誰が作ったの?」「お魚はどこから来たの?」など、食事の先に人の姿をとらえているのを感じます。子どもたちに食事を安心な時間だと感じてもらうために、携わる人たちを知ってもらうことはとても大切だと思っています。その取り組みとして、各園のランチルームには食材業者さんの顔写真付きのボードを掲示し、業者さんの顔がいつでも見られる様にしています。調理に携わる厨房職員とは食事の際などに直接顔を合わせて話をしますが、私たちの顔を見ると、「今日のごはんは全部好き」「苦手だけど食べられたよ!」など自然と食に関する話を投げかけてくれるようになりました。

穏やかな顔で食事をする子どもたちの姿を見られることは、何よりも嬉しいことです。食材の吟味はもちろん、人とのつながりを食事から感じられるような取り組みをして、保育園の食事が子どもたちの身体と心の成長につながるよう、心から「ほっ」とできる食事時間を過ごしてもらいたいと思います。 

ご紹介した生活舎さんの情報はこちらからもどうぞ