保育園の味“基本はだし“

保育園のお出し

お茶を沸かす事、だしをとる事から始まる

保育園の厨房では、毎朝大きなやかんでお茶を沸かす事と、だしをとる事から始まります。
だしは、その日のメニューによって、みそ汁の日には主に煮干しとかつお節、すまし汁の日には昆布とかつお節、洋食の日には鶏がらと葱などの野菜からとり、干し椎茸を料理に使う日にはその戻し汁もだしに加わります。いろいろな素材を組み合わせただしは、相乗効果でうま味が増し、ますます美味しくなります。だしは料理の基本、その自然な味わいを若水会では大切にしています。

子ども達の舌の記憶として残っていく

小さい時から保育園の食事を食べて育った子ども達は、5歳児にもなると食べて気に入ったメニューの時には
「また作って欲しい」
「作り方を教えて」
と私たちに伝えてくれます。時には
「今日のおだしはなあに?」
「だしの作り方、教えて」
と聞いてくる子がいました。

また、今年の夏はおやつに出た「宮崎県の郷土料理、冷や汁ぶっかけごはん」を食べた日に、A君が「今度はお昼ごはんに作って」と厨房に言いに来ました。
「どうして?」と聞くと「たっぷり食べたいから」という返事。なんて渋いメニューのリクエストと思いましたが、保育園の食事を通して、食に興味を持つこと、それを言葉にして教えてくれる事に子ども達の成長を見ることが出来ました。そして何より保育園のおいしいだしの味が子ども達の舌の記憶として残っていくことに、調理という仕事にやりがいを感じました。

令和4年9月30日
A.S栄養士