一旦園に慣れたのに、朝お別れする時に泣いて困っています。

保育園に慣れてきたと思ったら、最近また朝保育園でお別れする時に泣いて離れたがりません。
「母子分離不安」と言って、大きくなってきた証拠です。

登園時、子どもから離れようとすると、子どもが泣いて、お母さんが困ってしまうといったことがあります。子どもに泣かれてしまうと、後ろ髪を引かれるようで仕事に行きづらく、日中もお子さんのことが気になってしまうお母さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、これは母子分離不安と言って、子どもが発達する上ではとても自然なことです。

3歳児期は、身の回りのことがある程度自分ひとりでできるようになります。いろいろなことも理解できるようになって、「自分は何でもできるんだ」といった自信や喜びを感じている様子も見られるようになります。ところがその一方で、ふとお母さんと離れる事が不安になり、甘えたくなることがあるのもこの年齢の特徴です。

そういったときは、子どもの不安な気持ちをしっかりと受け止めつつ、保育園でできる好きな遊びを一緒に考えたり、大好きな友達がしていることを伝えたりと、保育園に期待が持て楽しくなるような声かけをしていきます。そのような対応を繰り返していくと、子どもたちは安心して、笑顔でお母さんを送り出せるようになります。そんな子どもたちを何人も見てきました。

お母さんもお父さんも安心して仕事をし、お子さんも保育園で楽しく過ごし、笑顔でおうちに帰れるといいですね。

M.Y保育士

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