母乳育児で哺乳瓶でミルクが飲めません

母乳育児で哺乳瓶でミルクが飲めません。母乳の栄養は完璧と聞きますが、哺乳瓶からも飲めたほうがいいですか?
哺乳瓶が使えると、メリットがたくさんあります。

子育てを楽しく、無理なく行うためには、家庭内のみでやりきろうとするのではなく、保育園などの施設を利用したり、友人や祖父母の方に預けられることが大きな助けとなります。

小さな子どもを預けるためには、食べる(飲む)ことや、眠るといった生活を大きく変えずに家庭と同じようにできることが、特に0歳児の赤ちゃんにとって大切です。今まで母乳で育ってきたお子さんが哺乳瓶でミルクを飲めるようになるために、保育園では、入園の準備の期間に、お母さん以外の方からミルクをもらう経験をしてもらっています。

そうはいっても、母乳とは違う哺乳瓶のちくびや、ミルクを嫌がるお子さんもいます。哺乳瓶のちくびの形はメーカーによって様々ですので、一つの形に慣れない場合でも、他のメーカーを試してみるのもいいかと思います。また、搾乳した母乳を哺乳瓶に移して飲ませてみると大好きな母乳の味になるため、哺乳瓶でも飲めるようになるかもしれません。

お母さんにとっても、自分以外の人からミルクを飲めるようになることで、安心して預けることができ気持ちが楽になるのではないでしょうか。お子さんにとっても、授乳などを通して、様々な人に可愛がられ手をかけられることで、ご両親以外に安心できる大人の存在が増え、人が好きになり、人間関係が広がります。たくさんの人から愛される経験は、人を信頼し、自分はかけがえのない大切な存在であるという自己肯定感が育つ上で欠かせない大切なことなのです。

W.Y保育士

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