おむつはどうやって外していけばいいでしょうか?

おむつはどうやって外していけばいいでしょうか?
芽生え始めた子どもの自我を大切にすすめましょう。

おむつはずれを始める時期は2~3歳です。この時期になると、周りの友達と比べておむつはずれの遅さを心配したり、どうやって進めていけばいいか、悩むこともあるかもしれません。でも年齢で始めるのではく、子どもの様子や発達に合わせて進めることが、まずは大切になってきます。

おむつはずれを始める時期は、こどもの自我が芽生える大切な時期です。と同時に、第一次反抗期といわれるイヤイヤ期と重なるので、トイレへの誘い方など難しいと感じることもあるかもしれません。保育園では、まずは部屋の隅におまるを常設して、遊びの中でも好きな時に座れるようにして慣れることから始めます。そして偶然でもおまるに座った時におしっこがでると、それを目で見ることでおしっこがでた感覚を覚えていき、繰り返し行うと、あっという間に気がついたらトイレで出来るようになっている、ということも実は多いです。

また保育園のいいところは、イヤイヤ期でも友達がトイレへ行く姿をみると自分から行ってみる姿に変わったり、トイレトレーニングのエピソードで紹介したように、大好きな絵本をアイデアにして子どもが楽しんでトイレに行ける工夫をすると、友達と一緒にトイレに座ったり、排泄ができる成功体験を重ねられるところです。

おむつはずれに失敗はつきものですが、おこらず・他の子どもと比べて焦らず・眠っている時には起こさない、の3原則(おこらず・あせらず・おこさず)を胸に、こどもの成長によりそってすすめていきたいですね。

S.Ⅰ看護師

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